昨年から今年にかけて塾生の数学の成績がとくに向上してきた。
以前は国語や英語の方がよかったことが多かったがここ2年、模試結果などで平均点を確認すると
国・英・数ほとんどどれも差がなくなっている。
何か変化があったのか考えてみたが、時間を計って解くのがあげられる。
ただ解けるようになるだけでは得点力にならない。
計算速度が遅いと途中の計算ミスがあれば回復しないままに時間切れとなりやすい。
計算速度が遅いと、解法を思いつくまでの試行錯誤の時間も相対的に短くなってしまう。
すなわち、数学の試験では速さと正確さが同時に必要とされる。
腕時計、ストップウォッチ、キッチンタイマーなどを使用。
7分×7セットなど時間を決めて取り組む。
独学の場合には解答目安時間の書かれた問題集を使用する。
人間の集中力の持続する長さとも関連がある。
時間を計って解くことで一定の緊張感・集中力が独学時でも得られるだろう。
一日のはじめにどこからどこまでを何時までに学習するのか計画を立てていると思うが、
それが進みやすくもなるだろう。
7分で解けない問題は、解答をすぐに見てしまえばよい。
解けないものは仕方がない。
それがたしかに解決できないとわかることは大きな進歩だ。
前進だ。
しかし、わかったあとに、また解答を隠して、今度こそ自分で、しかも7分間でタイムアタックしてみる。
そんな数学のひとつの学習法。
追記1
(7分はある問題集の場合です。小学生の初期段階では「速く解きなさい」は、やってはいけない時期もあります。あくまで理解したあとのスピードアップトレーニング用としてです。過去問や傍用問題集を解く際のスパイスくらいに考えています。)
追記2
スピードセルフラーニングのチェック例
時間内ではじめから○⇒赤い○
時間内で×、解答を読んだらわかったかも⇒青い点○(点線で○を書く)
2回目で時間内で○⇒青○
青○を日を変えて解いて時間内ではじめから○⇒赤○追記(赤○青○と2つ○が並ぶ)
全部赤い○になったとき、特性「スピード○」が身につくだろう。
追記3
今日のヒカリっ子からの質問メール(日日の演習より)
>6.23の2コ目の□(→解説 4行目)
>6.25の(1)(→解説 5行目)
>6.26(→解説 5行目)
>6.27の(2)(→解説 2行目)
7月の終わりだというのに、まだ6月の問題を解いている。
でも、この子は本気を出している。