森勉でも何回か書いたが、基本的に授業は予習で、復習は全部セルフラーニングに任せている。
子どもや時期によっては予習もセルフだけど。
予習の効果はいくつかあるだろうか。
予習の効果1つ目。
先の方の知識があればかえって昔学んだことの意味がわかるようになる、というもの。
例1、
中学後半の助動詞・助詞まで詳しく学べば、国文法の最初のところ(中1)に配当されがちな単語分け問題が理解しやすくなる。
例2、循環小数c=0.63636363••••••は(中学)、63/100+63/10000+63/1000000+63/100000000+••••••のように、初項63/100、公比1/100の無限等比級数の和(数列、微分積分学高2)に他ならない。よってc=7/11となる。
例3、
面積図、天秤図(小5)はなるほど便利なものだが、連立方程式(中2)も便利。
またその連立方程式の解の本当の意味は(高2の)平面図形と式に配分されている。
例4、
品詞の知識があれば英語長文も読み方が論理的になる。高1の英文法や「システム英単語」、「600選」などを小中学生のうちに・・・って、私学の一貫校では当たり前の話か。
いまだ漫画の題名がわからずじまいだが、例の学園漫画の少年達も勝手に予習方式だったのを思い出す。(今年のヴォクの目標、あの漫画を探し出すこと!)
まんがの「昆虫の不思議」も「鮫の秘密」もそうだが、人よりほんのちょっとだけ先の方までなにかの秘密や不思議を知っているというたったそれだけのささいなことが子どもの自信や意欲の源になったりすることがある。効果2つ目なのかなー、って。
さすがに受験生の冬だけは試験範囲の総復習以外にやることがなくなるけれど。進学したらまた好きなだけ先の方まで勝手に勉強できる。それまでは辛抱して復習徹底ということか。
あ、でも復習は同じ曲を100回くらい聴くような時に似て、(世界ふしぎ )発見がこれまたたくさんあって楽しいものだ。
ほなね。スタ演。