上尾市にある学習塾 セルフラーニング光塾

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合格る計算〜花波推薦セルフラーニング図書

大学入試センター試験の数学はマークシート方式という制約があるので、解法の発想というよりも計算の精度となによりスピードがものを言う。数学をマークシート方式で測ろうというのはもともと無理な部分も多いのだがセンター試験が廃止されるまでは部分的とはいえ入試総合点の中でスコアもつくので対策は必要だ。

センター試験では解法の発想は問題文にある程度誘導付きで示されるし逆に誘導の波に乗る追跡力の方が必要とされる。

センター試験を受ける人にとって数学の計算スキルを上げることは教科書内容を完全マスターするのと合わせて重要なトレーニングテーマである。もしも制限時間が二倍あったならと思ったことのある人は少なくあるまい。

いや話はなにもセンター試験数学だけにとどまらない。

数学は計算がつきものだ。

数学は考えるものでもあり数学は計算でもある。

Z会のチェクリピ、駿台のカルキュール、数学の計算革命と並んで計算3姉妹の、文英堂のシグマベスト『合格る計算』(うかるけいさん)もまたカバーをかけて大切に使い倒したい図書だ。(それ、一冊多いですっ!)

ひょっとしたら数学の80%は計算でできているのかもしれない。数学的問題が難しい原因の一つに、計算が複雑ということがあげられるだろう。

発想とか解法とか理解とか本質とか戦略とかの言葉があるように数学に計算以外のものだってたくさんあるだろう。でも、計算はほとんどどんな問題を解決するのにも必要となる。数学をやりたければ計算がうまくなるにこしたことはない。灘やラ・サールといった数学の学校で短い制限時間のある数学の計算テストがたくさんあるというのは有名な話である。

こと入試においては制限時間がある。計算のコツやスピードがあるのとないのとが明暗を分けることもあるだろう。

本書「合格る計算」には計算が上達するための2つの特徴的な工夫がある。1つ目は、「解き方のコツ」になる計算中の思考過程を最大限、文字におこしている点だ。計算がうまい人は、1行ごとに工夫をして解くだろう。工夫のない方法と工夫のある方法とを対比的に並べることにより、計算の工夫の仕方を習得することができるように編集されている。

2つ目は、計算問題数が多い点である。普通の問題集が2題や5題くらいの練習問題ですませているようなところで、10題くらいの類題を掲載している。しかも別冊の解答編の中でちょっとずつ解答のコツのアドバイスをつけたしてゆくという入念さ。1問目で学べることと、5問目で学べることと、10問目で学べることが決して同じでもないという。

さすがに、10問も20問も解けば、手が覚えてくるという要素もある。10問、20問解いてはじめて身につくことは存在するという気がする。

たとえば、数Ⅲ3CのITEM39「やや高度な積分」の単元では、27問の積分の計算問題がある。こんなにたくさんの計算問題を載せている問題集は学校専用の各種傍用問題集を除くとなかなかない。(傍用問題集では数研出版の「サクシード」が、置換積分の練習問題だけで62題、部分積分の練習問題だけで34題もあり、反復回数が群を抜いて多い。サクシードのAB発展問題の解説はサクシードの重要例題の中のそれほどは詳しくないが、解答は端折らず詳しい。方や、うかる計算には置換積分、部分積分それぞれ15題、19題とサクシードよりは少ない。サクシードは計算に特化した問題集ではないが、計算部分をとっても、問題数がピカイチ。数研のサクシードや東書のニュースコープのような傍用問題集と絡めて使用すれば合格る計算の効果は一層増すのではないか。)

最後に、合格る計算の数学ⅢCにだけはカードが付属している。これがまた非常によいつくりになっている。カードを作成するのには結構時間がかかるのだが、一度作って使い込んだら役だつような仕掛けがしてある。

合格る計算の解答編のめっさ親切な補足的注意コメントは読むごとに感動するが、このカードは見た瞬間に感動した。

次、『1対1の数式演習』。

数学ⅢCの独学図書特集記事(So-netブログ「花の匂い」にて)。

『聞いてしまえばとっても簡単!数学3』 [単行本]

長岡 亮介 (著)

『フォーカスゴールド数学3C』

ほなね。