明後日、試験を迎える子がなぜだか塾に来てくれた。
明後日のその国立大学の2次試験では答えのある問題と答えの存在しない問題が出題される。
この大学は入試問題がすぐれていて答えのない論述問題もしっかりと出題してくれ、受験生の思考を評価しようと試みてくれる。
採点は困難をきわめるというのに。
そういう問題を解くことをしに明後日行けるのは幸運なことなんじゃなかろうか。
どんな問題が出るだろう。
はやく問題が見たい。
はじめて会った六年前の日のことをはっきり覚えている。
「本番にすべてぶつけてきます」のその言葉、聞けてよかった。
困ってもいないだろうに、わざわざそれを言いにきてくれて、ありがとう。